ぼーちゃんの英国医学留学な日々

2019年4月~Royal Brompton Hospitalに臨床留学中の循環器内科医のブログです

苦難の銀行口座開設②残念ながらまだ続く。。。でもキツネうどんに癒される

日本は今日(あ、もう昨日だ)から令和になったんですね!

上皇陛下の退任の儀式は200年ぶりの儀式とのことで、イギリスではBBCで生中継されました!午前9時台で、上の先生がなかなか来ずに病棟回診が始まらなかったため、患者さんやスタッフと一緒にデイルームで中継を見ることができました。全部ではないし、音声は出ないテレビなのでよくはわかりませんでしたが(;^_^A

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食堂のテレビ、アナログらしく映りがめっちゃ悪い(;'∀')

なに、なに?これは何のセレモニーなの?

と、おばちゃんおじちゃんが興味を持ってくれたので、これは日本の天皇陛下がお歳になって疲れたから息子さんに地位を譲る儀式なんだよ、日本で天皇陛下が生きているうちに次の代に代わるのは久しぶりなんだよ、陛下は心臓の手術もしてるから国民はみんな心配してたんだよ、と説明してあげました。

すると、日本人にとってはうれしいこと?と聞かれたので、そうだよ!陛下が休めるのを国民みんなが望んでいたよ!とにっこり笑って答えました。そうです、この病院では私が日本人代表です!!(笑) それにしても、自分の国のことに興味を持ってもらえるのはとても嬉しいことなんだと、初めて実感しました!

息子さんはいくつなの?59歳だからそんなに若くはないんだけど。。。Oh!チャールズよりは若いよ!と爆笑するおばちゃんたち。。。おお。

イギリスでは皇室はもっと身近で、しかもスキャンダラスな存在のようで、テレビをつけているとしょっちゅう「王室の恥」みたいな番組をやっていて、雑誌の編集長だの側近?みたいな人だのが、証言VTRみたいなので出たりしています。これもお国柄なんですね~。

 

さてさて話は銀行に戻ります。

昨日も昨日とて、Lloyds銀行に行ってみました。

ネットでApplicationを行い、14日間有効だという予約番号とAnthony兄貴が持たせてくれた書類を手に、恐る恐るKings Road添いの支店に行ってみると。

入り口すぐのところにいたお姉さんに口座を開きたい旨を伝えると、書類を見てくれ、ダブルチェックが必要だから座って待っていろとのこと。もう一人金髪のお姉さんが出てきてくれ、他の書類はないかと問われたので、住宅の契約書を見せてみる。すると、「あのハイストリートにある不動産屋?」と。そうです、そうです、そこです!と言ってみたが、残念ながら日系の業者さんなのでダメだと。

しかしもう一度病院からのletterを見て、こっちで行けるかもしれない。ダブルチェックするから待って、と。しかも「これでよければ今日申し込む?」となかなか好感触な印象!

いや待てよ。。。ここまではBarclaysでもいったんだよ、ぬか喜びはすまい。。。と疑心暗鬼になりながらドキドキしながら待つこと5分。

「大丈夫みたい。中に入って!」と!!!

おおー!!!ついに来たか!!!と興奮しながら別室へ通されるぼー。

事前に入れていたapplication formを見ながら、ひとつひとつ確認されます。そしてだいたいの内容が確認済んだ後。。。「もう一回このletter、ダブルチェックしてくるわ」とダメ押しするお姉さん。ええっ?もうダブルチェックどころかクワイトロチェックくらになっていますが!?

ここまで来て。。。とそわそわしながらもおとなしく待つぼー。

そして3分後にお姉さん。。。「I'm sorry. We can't accept your letter.」

なんですと!!?Σ( ̄□ ̄|||)

 

あ、でもなんか断われるのに慣れてきたのか(我ながら打たれ強い/笑)、まあこんなもんだよな~と妙に納得。そして、けっこう気の毒そうな顔をしてくれたお姉さんが再度、NI numberが必要であることなどを説明してくれ、きちんと必要事項をプリントアウトしてくれました。

目の前にHSBCもあったけど、入り口のお姉さんがこっちを見てるし、まあいいか!焦らなくても!と、NI numberは届くのを待つのみになっているので少し気楽になってうちに帰りました。

 

が!!

家に帰ると、見慣れない封筒がドアの下に。

なんと、住所が決まった後に日本から父に送ってもらった日用品の小包に関税がかかってしまい、その税金を払えとの請求書が!!

は~。。。なんと、全然不勉強で調べていなかったのですが、日本からの小包の表書きをしくじると法外な関税を要求されるのだそうです。昨日午後いっぱいいろいろなサイトで勉強しましたが、皆さんうまく逃れる方法を編み出しているのですね~ご興味ある方は各自調べてください(笑) 中には、一旦払った税金を取り戻すべく奔走されたというような強者もいらっしゃるようですが、とりあえず私は荷物を受け取れれば何でもいいので(次回からは無論気を付けますが)、£60あまりを支払うことにしました。そして指定されたネットの支払い画面に行ったのですが、クレジットカードでしか支払いできないのに、案の定日本のクレカは使えず。。。orz 20日経つと日本に送り返されてしまうそうで、ぼーが手紙を受け取ったのは4月30日なのに、手紙の日付は25日になっている。。。

これが悪名高いParcel force(ネット情報から英国の郵便局と癒着している殿様商売の宅配業者と理解)ってやつか!!

 

その日の午前中、Leticiaに「昨日銀行行ったんだけど口座開けなかったよ~(´;ω;`)」と言ったら「ネットバンクが便利だよ!わたしMonzo使ってるし、ブラジルの友達みんな使ってるよ!2日後にはデビットカード届いたし、安全性も問題ないよ」と教えてもらっていたのですが、ネットバンキングは日本人の方は皆さん、サブとして口座を作っているとネットで学んでいたため、う~ん。。。と思っていました。

しかし小包のため、背に腹は代えられぬ!!(`・ω・´) と一大決心(?)して再度よくいろいろ調べてみると、大手何社かのうち、Revolutという会社が日本人にはお勧めといくつかのサイトで推奨されていたので、そこに申し込んでみました。

た、確かに早い!!

必要だったのはスマホと(アプリで管理するため)、BRPカード(居住者カードです)、あとは日本のクレジットカードのみ!10分くらいで申し込みは終わり、その日の夕方には個人認証もできましたとアカウント登録されました。カードも申し込み翌日に発送されたことが追跡でき、2日後の明日にはRoyal mailで届くそうです。

これでなんとか小包を受け取れるかしら。。。心配。

 

またまた疲労困憊でしたが、昼間いろいろと単独探検しにいってくれている母が、見つけた日本のうどん屋さんで、まさかのキツネうどんをテイクアウトしてきてくれました!リバプール・ストリート駅という、East sideにある駅の近くで見つけたそうで、日本人のおじさんと英国人のおばさんがやっているお店だったようです。もちろんテイクアウトなので、麺と汁は別にして包んでくれたそうです。うちからは11番のバスで1時間くらいで行けます。

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きつねうどん!美味しい!!油揚げ久しぶり!!ユズが新鮮!!

このほかにもいろいろと、日本食が手に入るところや面白いお店を発掘してきてくれているので、週末にぼーも行きたいと思います!