ぼーちゃんの英国医学留学な日々

2019年4月~Royal Brompton Hospitalに臨床留学中の循環器内科医のブログです

パブ飲み楽しい☆

日本ではGW終わって皆さん、一気に現実に引き戻されているところでしょうか?

こちらも5月1週目はEary bank holidayという月曜休みがあったので、三連休明けのぼーちゃんです。

 

先週は水曜~金曜の3日間、院内でアクテリオン(肺高血圧の薬を多数販売している製薬会社です)共催の国際的なACHD勉強会が開催されており、私たちFellowも無料で参加させてもらえたので3日間ぶっ続けで講義を聞いてきました。疲れました!

内容的にはこれぞACHD all star☆な感じで、ものすごい充実ぶりだったのですが、何しろ休憩もなしに、ずーっといろんな国出身の先生の英語を聞き続けるというのは、本当に集中力が持ちません(;^_^A なので、1時間集中しては次の1時間はぼーっとする。。。というなサイクルで3日間乗り切りました(笑)

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こんな立派なお免状をもらえました!


毎年開催されている勉強会のようで、20名ほどの世界各国から集まった循環器内科医・小児循環器内科医が受講し、質問しまくったりしていました。ううっ。。。もっと英語に慣れてから、来年も参加したい。。。

ちなみに来年9月にはもっと大規模なACHDのミーティングがロンドンで開催されるそうで、そちらも宣伝をしていました。誰か自治からも来てくれないかしら???

 

 

そしてそんなカンヅメ講義で疲れたFellow仲間たちが、木曜日の夕方「飲みに行こうよ!」と誘ってくれました。(最初言われたときは聞き取れず、どこにいくのかわからずとりあえずついていってみた/笑)

Sydney armsという、病院の正面玄関からすぐにある最寄りのPubへ!(※17時台です)

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左からブラジルのレチシア、イタリアのフラビア、ジュリア、フランスのマルガリ―、ぼー、スペインのビクトリア。みんなほんとに美人さんです。。。

さすがに院内にいるときにはあまり馬鹿話もできず、プライベートなことはあんまり話したことがなかったのですが、Pubに行った途端、みんな突然しゃべるしゃべる( ´艸`)ただでさえうるさい店内で、みんなが一気にしゃべるので、当初は聞き取るのに必死でしたが、だんだん酔っぱらってきてどうでもよくなっていきました(笑)

そして急に「ねえ、日本ではどんな言葉話してどんな文字使ってるの?」「アルファベットを使わない人たちって、どうやって英語勉強してるの?」と、みなさん日本語に興味津々。ちなみに後で聞いたところ、彼らが「Japan」と聞いたときの印象は「Mysterious/神秘的~」なんだそうです°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

というわけで、急きょ日本語講座を開催!

みんなの名前をカタカナで書いてあげたら、わーきゃーと大騒ぎする女子たち(((o(*゚▽゚*)o))) そして、ぼーの名前をひらがな、カタカナ、漢字で書き、フルネームだとね。。。とサラサラ書いていくと、「なんてスピードでこんな文字を書けるの!?」と意味の分からない驚き方をされる(笑) ちなみに一番人気はひらがな、でした。可愛くみえるそうです!問われるままに、「私の名前は香菜です」「あなたの名前は何ですか?」と書くと、”?”の部分に「これ知ってる!」「これだけ知ってる!」と大爆笑!これがIでね、これがNameで。。。と説明していくと、「こんなに順番が違うの!?」

「難しすぎない!?」とみんなが悲鳴をあげる!「ほらね、これが私が英語しゃべれないわけよ!」とドヤ顔でキメるぼー(こらこら。。。)「これでIELTS受けるとか尊敬!!」とみんなが、ぼーの英語できなさを理解してくれたのですごく慰められました~(その後ほんとにみんながさらに優しくしてくれるようになりました/苦笑)

 

ちなみにパブでどうやって注文したり飲み食いするのかというと。

ぼーも友達同士で行くのは初めてなので、みんながどうするのかキョロキョロしていたら、なんとなく「今日のボスはフラビアね!」と決まり、先にマルガリーとジュリアが自分の分のビールを買いに行き、続いてフラビアが飲み物と簡単なおつまみ(ソーセージとかそんなの)を注文してきてくれました。ぼーはビクトリアと一緒に1パイントのエールを注文。カウンターでこれ、と指さして注文し、その場でお支払いします。フラビアだけが1/2パイントをオーダーしていたのを、飲めるくせに~的にめっちゃからかわれていました(笑)

それにしても、食べ物のお金はどうしたらいいんだろう???と思い、帰るときにフラビアに聞いたら「そういう”Italian”なことはしなくていいのよ!」と言われました。なるほど、ワリカンはこちらでは「ケチ」な印象があるそうで、適当にお互い持ち回りで食べ物とか買うんだそうです。彼女らは自分がイタリア人なので、Italianと言っていましたが、一般的にはDutch方式というんだそうです。オランダ人が怒りそうですが(;^ω^)

ごはんはパブでは食べません。少なくとも私たちは食べなかった。。。ビール1杯なので、1~2時間おしゃべりしたらそれでおしまい!日本のように真夜中まで飲み食いする、という感じではないようです(もちろん夜中までどんちゃん騒ぎしている人もいるんでしょうが、ぼーの仲間はそういう飲み方はしないようです)。

 

実は連休最後の昨日の夜も、ジュリア、フラビア、ビクトリア、ビクトリアの彼氏のフランチェスコ(イタリア人)と飲みに行ってきたんです。こちらでも、初対面のフランチェスコが日本人に興味津々で、いろいろ楽しくおしゃべりしてきました。北イタリアと南イタリアの違いについて教わったり、酔った勢いで「サンタルチア」と「オーソレミオ」をイタリア語で歌ったら大絶賛してくれました!「今日は酔ってるから!」とめっちゃ言い訳してきました(笑)

日本人の男子はシャイだからI love youとか全然言わないよってフランチェスコに言ったら「僕なんか24時間言ってるよ」だって!やっぱイタリア人!ジュリアに「言われるといい気持ちよ、短時間しか効果がないけどね」と厳しくツッコまれていました。正直なところイタリア人は浮気性だって思ってる。。。と言ったら、否定はしない~って言ってました。こら!となりに美人の彼女いるのに!!ビクトリアに二人のなれそめを聞いたら、フランチェスコが「スペインの病院で研修しているときに、僕が上司だったんだ」と言ったのを受けて「上司!?」「上司だって!!」と身振り付きで嫌味ったらしくモノマネしてしてみたり、ビクトリアはかなりひょうきんな人です。ちなみにこのカップルは、普段の会話はそれぞれの母国語でしゃべるんだそうです。聞き取るのはお互いできるそうで。でもケンカのときはもーたいへん!と言っていました。

みんなに、日本人どんだけ働くの?と聞かれて正直に大学の勤務時間をだいたい教えたら、「ありえない!!」「いつBoy friend見つけるの!?」と言われ、「だからSingleなんだよ!!」と力説(笑) ぜったいここで彼氏見つけていきな!とみんなに勧められました。フランチェスコいわく、北欧男子がいちばん家事能力に優れているそうでお勧めなんだそうです( ´艸`) いい人いたら紹介してね、って言っておきました。

 

それにしてもみんな仲間はいい人ばかりで、ほんとうに心強いです。病院にいてもあんまりビクビクしないで、のび~っとできるようになってきました。形態学の授業のときにとなりのシンガポール人の男子に声を掛けられ、アジア人少ないよね~っておしゃべりしたりもします。相変わらず上級ドクターのクセのある英語には緊張しますが。。。今日はカタコトでしたが、修正大血管転移の心内構造について一応説明できましたよ!(回診中に急に指名されたから焦った💦)

みんなずーっとここにいるわけではなく、たぶんわたしが最長なので、いなくなってしまうのがとても悲しいですが、なるべくたくさん彼女らといろいろな体験を共有したいと思います。みんな、ぼーが帰ったら日本に遊びに行きたい!と言ってくれているので、今からどこに案内してあげようか楽しく思案中です(*^▽^*)