ぼーちゃんの英国医学留学な日々

2019年4月~Royal Brompton Hospitalに臨床留学中の循環器内科医のブログです

忘れないうちに、英語の勉強について①勉強時間がものを言う!

憂慮事項が解消されたので、これからはコンスタントにブログをアップしていきたいと思います!

まずは忘れないうちに英語の勉強方法について。

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自宅の目の前を走る目抜き通りのイルミネーションです♥

ぼーの場合は、最初の4カ月だけ日本で英語のコーチングの塾に入りましたが、その後はネット通信などを利用しながらの独学でした。イギリスで語学学校に通うかかなり悩んだ時期もありましたが、結局は勉強時間がものを言うに違いないという信念のもと、自力で勉強することにしました。

 

<勉強した時間>

勉強時間はIELTSの得点アップに重要なポイントと言われています。一般的には、200時間でOA 0.5上がるとネットでは言われているようです。

ぼーの場合には、以下のような感じでした。

 

2018年秋までは大学勤務だったためほとんど自分の時間が取れず、全然勉強できない、というか勉強法をどうしていいかまったくわからない状態でした。10月から芳賀日赤勤務になって少し時間ができたため、東京の本屋さんまで行って(栃木の本屋さんではIELTSの教科書を売っていませんでした!)教科書を1冊購入し、とりあえずどういう試験なのかということを把握したぐらいで11月初頭に1回目を受験しました。このとき、OA 5.5、特にSpeaking 4.5というひどい成績に愕然とし、これは自力では時間を無駄にしまくるに違いないと思ったため、誰かにどうやって勉強するか教えてもらわねば!と思いました。しかし、なかなか周囲にIELTSを受けたことがある人、そもそもその名前を知っている人が少なすぎ、いらしたとしても外科系でカナダとかに臨床留学していた上の先生とかで、どうやって勉強したかとか詳しく聞ける雰囲気ではありませんでした(-_-;)そのため、ネットで探すしかありませんでした。

そこで重視したのは、「聞くだけで英語ができる」とかいうのは絶対に今までの勉強経験(センター試験とかCBTとか国家試験とか)からいってウソだと思っていたので、きちんと「勉強には時間がかかるものだが、その中でどうやって効率的に勉強するか」ということをコンセプトに打ち出している点でした。そのときに見つけたのは「Progrit(プログリット)」という英語のコーチングの塾でした。ここの内容については後述しますので、まずはここに面談に行き、12月から3カ月のコースで申し込みました。結局は1カ月延長して4か月ここにネット通信でお世話になることになりました。

最終的に2019年2月末の試験でOA 5.5と、OA自体は伸びなかったのですが、この間にSpeakingは4.5→6.0へ劇的に改善しました。あと、単語の覚え方やシャドーイングのやり方など、基本的な勉強の姿勢はここで作ってもらえたと思います。

この塾では毎日4時間の自習を義務付けられていたので、ここまでの期間でだいたい、360時間くらい勉強しました。

 

2019年4月に渡英して、最初の3カ月くらいはまず生活に慣れるのと、日中に病院で英語のシャワーを浴び続けることで精いっぱいでした。特に英語のシャワーは思った以上にキツく、うちの病院には日本語をしゃべる人は皆無なので、9時~17時まで英語しかない状況にいるとそれだけでバタンキュー状態でした。幸い、仲間のfellowたちが仲良くしてくれたので、昼休みも結局彼女たちとランチをするため、英語から休める時間がほとんど無かったのもあります。

それでもこのシャワーが功を奏して、6月の試験でOA 6.0を取れたので、やっぱり時間をかければ点が上がる!と自信を持ちました。その後、8月にかなり勉強時間を増やしてOA 6.5に上がったので、このままのペースで行けば今年度中には7.5取れるかしら?などと甘い考えを持っていました。

この時点で勉強時間は560時間くらいですかね。

 

しかしこの後10月初旬に、もしかしたら来年度のVISAが取れないかも!医師免許を持っていないと1年で帰らなければならないかもしれない!という危機が訪れ、本腰を入れなければ!と心を入れ替えました。このときにはEUROTravellerという北欧にお住いのIELTS経験者の方のブログにまとまっていた勉強法を参考にしていきました。最終的にはVISAの件は誤解だったので、英語とVISAはそれほど関係なくなったのですが(はずです、まだこれから申請なのでわかりませんが)、せっかく勉強モードに入れたのでそのまま維持することにしました。

10月の試験までに3週間程度で150時間集中してやりましたが、残念ながらOA 6.5と変わらず悔しかったです。ただこのときSpeakingで初めて7.0を取りました!これはEUROtravellerの方が推奨していた、ベストティーチャーというIELTS対策サイトでSpeakingの練習を毎日するようになったのが大きいと思われました。これも口述します。

しかしやはり200時間越えないと点は上がらないか~と思い、そのまま勉強をつづけましたが、特にWritingの勉強法がこのままでよいのかと悩み、11月の試験2日前にクロスサイトプラスというサイトでIELTSの勉強法を指導していらっしゃる藤本先生という方の勉強法に行きつきました。これが最終的にはものすごくぼーには効いたので、後で詳細は書きますが、如何せんテスト直前だったため、11月のOAはまたまた6.5でかなり挫折しかけました。ただこのとき藤本先生の20分くらいの動画を1本見ただけだったのにWritingが5.5→6.5と一気に上がったので、これは行けるかもしれない!と勉強法をそこからまた少し変えていきました。

この11月の試験の次の日に、留学助成金手続きの関係で2週間ほど日本に一時帰国してしまい、実は2週間くらい英語の勉強をサボってしまいました(;^_^A これは後から考えるとものすごーく時間ロスになったので、絶対おススメしません💦戻ってから取り戻すのに苦しい思いをしたので、とにかく継続していないとダメだと痛感しました。

12月の試験までにはさらに100時間くらいを追加し、最終的にOA 8.0を取ることができました。

ちなみに最終的な勉強時間は、日本360時間+英国470時間=830時間くらいでした。

200時間で0.5上がると考えると、まだまだ足りていなかったので運の部分もかなりありますが、妥当にいっても5.5→7.5の時間くらいなので、やはりこのくらいは必要なんだと思います。

 

個人的には、勉強時間はきちんと測りながら学習するのをお勧めします。もちろん、イギリスの病院で見学したりカンファでプレゼンしたりという時間はカウントできませんが、最初のProgritでは専用アプリにストップウォッチがついていて、毎日課題を決められた時間をこなして投稿し、先生がチェックしてくれるシステムを取っていました。そのため、ぼーは塾を卒業後もStudyplusというアプリで管理していました。

IELTSの場合には4技能が平均的に求められるので、どうしても得意分野の勉強を長くしてしまいがちなのを防ぐことができます。逆に苦手な課題も、1時間だけやればいいし!とリミットを設けることで達成しやすくなります。さらに、1カ月の勉強時間やこれまでのTotalの勉強時間も見ることができるので、試験前に見ると「こんなにやったんだから取れるはず!」と自信につながります(笑)