ぼーちゃんの英国医学留学な日々

2019年4月~Royal Brompton Hospitalに臨床留学中の循環器内科医のブログです

ロンドンの街の様子

昨日は自宅の片づけをしつつ、デパートであるPeter Jonesにちょっとだけ必要品の買い物に行きました。

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お花はやっぱりきれい!

気温20℃ちょっと、空気はさっぱり乾いており、いちばん気候のいい時期で気持ち良いです。そこここに飾られているお花も満開!

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自宅前のKings Roadには人影まばらです

いつもは大勢の人が行きかっている目抜き通りですが、通行者も車もまばらでした。お店もけっこう潰れてしまったのか、完全に閉まっているところも多くありました。

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銀行の前には2m間隔のシール。これはあちこちに貼られていました。

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ドラッグストアの前にはこんな看板が

お店ごとにいろいろな張り紙や、シールがありました。

日本ではソーシャルディスタンスと言っていますが、イギリスではSocial distancing というようです。2mがものすごく強調されています。

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レストランは窓全開でほぼ外の状態に。

もともとこの時期、多くのレストランやパブは窓という窓を全開にし、ほぼ外のような状態を作るお店が多いので、それを前面に駆使して感染対策感を出しているところが多かったです。でも席数を減らすとかはあまりしていないお店もあり、ぎっちり人が中に座っているのが見えるところもありました。

Peter Jonesも何か所もあった出入り口を封鎖し、2か所だけを開けて、片方から入って片方から出ていく、という感じになっていました。フェイスガードを付けたお店の人が入り口のところにいて、手指消毒を案内していましたが、この液体がなんとも言えない酸っぱいにおいがし、擦りこむと粉っぽくなるというシロモノでした( ̄▽ ̄;)

店内にも人影はまばらで、店員の方が多いのでは?という感じでした。手芸コーナーでマスク用のおしゃれなFabricと、今回の渡英でご迷惑をおかけした方へのお土産、燃えるゴミ用の大きなごみ袋、などを購入しました。

 

その後、一人で荷物を片付けるために病院のfellow部屋へ。

Bromptonの正面玄関は相変わらず、警備員さんに職員証を見せないと入れない感じになっており、面会謝絶は続いているようでした。

Fellow部屋は相変わらずの超絶な汚さで、ぼーのデスク周りだけはキレイに使っていたのにそれも荒れ果て、窓から入った砂ぼこりまみれになっていました( ;∀;)段ボール2つ分の荷物があるため、まずは1つを自宅へ運びましたが、時差ボケや暑さなどが影響したのか途中で貧血を起こしかけ、死にそうになりながら自宅へ戻りました(笑)

 

夕方からは、こちらに駐在中の母の従弟Tちゃんと会うことになり、密を避けてケンジントン公園で落ち合いました。

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ケンジントン宮殿は閉まっていました

いつもは多くの観光客でにぎわうケンジントン宮殿(ウィリアム王子とキャサリン妃のお住まい)は、門を固く閉ざしていました。お庭やオランジェリーも入れないようになっていました。

でも広大なケンジントン公園は多くの人でにぎわっていました。しかしものすごく広いので、ある程度人がいても密度は低い感じです。マスクはアジア人しかしていませんでした。

ただ、敷物を広げて憩っている中には、大人数で車座になってお酒を飲んだり大声でしゃべっている集団も多く。。。誰か陽性者がいれば感染するでしょう。

 

我らも距離を取って木陰に座り、2時間ほどお茶を飲みながら近況報告をしました。

TちゃんはJETROにお勤めですが、同僚が帰国してしまい、後任の人がなかなか来られないため、目が回るような忙しさだったのだそうです。まだテレワークを続けており、月1回くらいしか会社には出社していないと言っていました。タクシーやバスでの移動が危ないので、自転車を買うか検討中だそうです。

それにしてもこの状況下で、イギリスは8月1日からテレワーク推奨をやめ、出社を促すキャンペーンを始めるとのことでした。中心街の商店に配慮した政策とのことですが、医療関係の専門家からは批判が出ているようです。

やっぱりこのタイミングしか渡英の機会はなかったかも。。。と、改めて戦慄(;゚Д゚)

 

ロンドン名物、二階建てバスは、20人とか30人とか一度に乗っていられる人数が制限され、運転手さんの判断で乗車拒否ができるようになっていました。ケンジントン公園からの帰りは疲れたので、49番のバスに乗りましたが、乗客は10人くらいで、みんな距離を取ってバラバラに乗っていました。他のバスを見ていても、乗っている人はものすごく少ないです。ただ相変わらずバスの中では大声でしゃべっている人がいたり、もともと道でもケータイで電話しながら歩いている人がめっちゃ多いんですが(ハンズフリーでしゃべっているので、大声で独り言言っているみたいに見えます)、そういった人たちも誰もマスクをしていないので、飛沫は飛びまくっています。

バスから見た、Brompton前のパブ、Sydney armsには、いつも通り道路にあふれんばかりの立ち飲みしている人、人、人。。。そしてあちこちでハグ、チークキスの応酬。これは危なそう。。。

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春を楽しめなかった分、みんな夏を思いきり楽しんでいる感じです。

とにかくあと3日ちょっと。後は家にこもって過ごします。