無事に日本に着きました~
ご心配をおかけしましたが、16日午前のうちに無事に成田に到着しました~!ほっとしました。。。
症状は何もありませんが、これから実家で14日自主隔離生活に入ります。
まず14日土曜日の病院の様子。
13日のうちに追加で、病院内のカフェ、レストラン、売店がすべて閉められることがお知らせされていました。
飛行機のeチケットを印刷しにBromptonにちょっとだけ行きましたが、いつもは開けっ放しの正面玄関がぴっちり閉められ、物々しく警備員さんがひとりずつ入館者をチェックをしておりました。ぼーは職員証を見せて、自分の荷物をちょっと取りに来たと言ったらあっさり通してくれました。内部もいつもは開いているそこここの非常ドアが閉められ、いちいち全部カードを通さないとfellow部屋に行けなく、ちょっと大変でした。
帰りに正面玄関から出ようとしたら、ロビーのベンチに横たわる具合の悪そうなおじさんを、警備員さんとスタッフが取り囲んで揉めていたので、あわてて通り過ぎました。
そして15日のヒースロー空港。
Tarminal 5のBAのチェックインカウンターは普段の半分が閉められていましたが、思ったよりはまずまず人がいる印象。
自動で荷物を預けるシステムは、このところ度重なる一時帰国ですっかり慣れっこになったぼー。初めてらしく前でオタオタしている白人のおばさんを、スタッフのように手伝ってあげました(笑)
手荷物検査もほとんど待つことなく案内されたので、やはり少ないのは少ないのでしょうが、それでもこんなに移動する人がいるんだな~と思いました。
そしてここまでの状況になっても誰もマスクをしない欧米人。。。オイ!!(+_+)
予防に効果が無くても、スプレッダーになるのは避けられる可能性があるのに。。。集団よりも個を重んじる文化が今回は裏目に出ている気がしてなりません。
マスクをしているのは全員アジア人でした。真面目。
成田行きのBA便は空いているのかと思いきや、エコノミーはほぼ満席。ただ降りるときに見たら、ビジネスクラスはほとんど使われていないようでした。仕事で移動する人は明らかに減っているのでしょう。タラップをのぼるとき、ハーフらしき乳飲み子連れの日本人お母さんの荷物を持ってあげましたが、たぶんお父さんはイギリスに残り、家族は日本に避難するところなのでしょう。日本人の男性も周囲にたくさんいたのに、誰もそのお母さんを手伝ってあげない!ので、ぼーが名乗り出ましたが、こういうところは日本人男性のダメなところだと思います(# ゚Д゚)
そして圧巻だったのは、上海行きに乗り継ぎで乗っていた中国人の若いお姉ちゃん二人。ぼーの前の席に座っていたのですが、帽子、見たことないぴったりしたゴーグル(PM 2.5用とかでしょうか)、N95マスクの上に黒いサージカルマスク、ビニール手袋、ビニールカッパ?の完全防備の姿で乗り込み、そのまま11時間一度も脱がず、食事や飲み物もぜんぶ断り。。。ハンパないΣ( ̄□ ̄|||)
成田便は久々に乗りましたが、中国や韓国への乗り継ぎの人が多かった印象です。日本人は旅行帰りかなという女の子二人連れはいましたが、あとは明らかにローカルや駐在員で避難するかなという一人旅の人ばかりで、慣れた様子で粛々と乗り込んでいました。
成田空港も停まっている飛行機自体がまず閑散としており、到着ロビーの免税店は閉店中。いつもとは違うルートで、「イタリア、イラン、中国などに行った人はこちらへ!」と数人のスタッフが呼んでいるのを過ぎると、2人のおじさんが監視するサーモグラフィーの前を通り、日本人旅券はあっと言う間に機械チェックで入国!でも他の外国人の方々は全然バッグチャームに現れなかったので、もっと厳重な手続きが必要なのでしょう。
バッグチャームも、平日昼間にもかかわらず2列しか稼働しておらず、もう一便は先に到着したマドリード便。そこで、明らかに中高年の団体旅行から帰ってきた集団が「お疲れ様でした~」「お世話になりました~」と呑気に挨拶しあっており、こんな時期に旅行なんて正気か!?こっちは命からがら帰ってきているのに。。。と、意識の違いに唖然(-_-;)
マドリード便の方々とあまり会わないようにすぐに荷物を受け取り、出口へ。
母が自家用車で迎えに来てくれていたのを見た途端、ほっとしてちょっと涙が。。。( ;∀;) やはり緊張していたのでしょう。
そのまま一路実家へ帰り、前橋の保健所に連絡して状況を説明し、14日自宅隔離だけで良いかと念のため確認しました。前橋保健所の方の電話対応はとてもとても丁寧で、久しぶりにこんなに丁寧に対応してもらえて感動!!(最近Bromptonの人事課とか、英語がちょっとたどたどしいだけで非人間扱いされているため心が荒んでおります(笑)) 保健所の方はなるべく14日は自宅で過ごすこと、睡眠・栄養を良くとること、毎日熱を測ることなど、「もうご存知かと思いますが~」と優しく教えてくださいました。
そして、実家には毎日たくさんのご老人を診察する父がいるため、わたしと入れ替わりで父は前橋市内のホテル暮らしへ。。。お父さん、ごめんよー。やはり医療従事者なので、万が一私が保菌していたことを考えて、万全の対応をしてくれていたのでした。母はわたしと自宅に残りますが、母がいつも送迎している祖母のリハビリ通院も別の親戚の方に行ってもらうなど、皆さん協力体制でわたしの帰国に備えてくれていたので、本当に家族に感謝感謝です( ;∀;)
それにしても、イギリスの対応は不思議なことになっていますね~(;^ω^)
とりあえずジョンソン首相が発表したのは、症状あったら7日間隔離、スポーツの試合や学校は閉鎖しない、でも500人以上の集会は禁止、国民みんなに感染させて集団免疫をつける???
さすがに国内の専門家からも批判が殺到し、解釈に誤解があったとかいろいろ言い訳していますが、「早々と敗北宣言ではないか」というような報道も出たりして、大混乱の様相を呈しています。情報が錯綜する中、スーパーでは買い占めが始まり、みんなの心が荒んだ感じになってきています。しかし少なくとも、集団免疫の方針はヤバいのでは。。。もうある程度の犠牲は仕方ないという考え方なのでしょうか(;゚Д゚) まあEU離脱でもお分かりの通り、他人には従えない性質の国なので、他国とは違う独自路線を行きたいのかもしれませんが、この一致団結しなければならない世界危機にあまり奇抜なことをするのはいかがなものかと。。。これはめっちゃ日本人的思想ですが(;^ω^)
ロンドンに残してきた仲良しさんたちが本当に心配です。。。
とりあえず自分が万が一にも撒き散らさないように、細心の注意を払って対応しています。
なんと、日本に帰ることに!
まさかまさかの展開で、なんと明日発の飛行機で日本に帰ることになりました(;^ω^)
どういう事情だったかと言いますと。。。
まずはVISAのこと。
ぼーは今、Academic visitorという1年間の研究VISAで英国に来ており、それが3月27日で切れるので、次のVISAを先日日本から申請し取得しておりました。同じ種類の1年VISAで、それが重ねては取れないので、3月29日スタートになっているのです。
そして新しいVISAをactivateするには、どこかの国に出国してまた再入国することが必須になります。イギリスに滞在したまま次のVISAには乗り換えられないのです。
そのため、当初はベルギーへの2泊3日旅行を予定しており、27~29日はユーロスターでブリュッセルに行き、ムール貝やスイーツを楽しもうとしておりました。
しかし。。。ベルギーにもウイルスの魔の手が伸び、昨日の時点ですべてのレストランや学校が閉鎖される事態に。。。デンマークやウクライナはすべての外国人の入国を禁止したとのことですし、ベルギーも時間の問題です。
そうなるとぼーは27日以降イギリスにいてしまうとオーバーステイになり、次の入国ができなくなる可能性があるため、とにかくどこかに行かなければ!でもまごまごしていると、入国を制限されてしまう可能性が。。。
なので、ヨーロッパよりはすでによっぽど安全な日本へと、日本が入国制限を始めて帰れなくなってしまうことも考慮し、早々に脱出することとなったのでした。
ちなみにアメリカはヨーロッパからの入国を30日間禁止しましたが、イギリスだけは除いています。これ、なんで?と昔だったら疑問だったと思うのですが、実はやっぱりアメリカはイギリスの植民地なのですよ。。。(笑)こちらの某イギリス人の友人に、どこまでがイギリスの属国だと思っているか?と冗談で聞いたときに、カナダやオーストラリアはもちろんなのですが、なんとアメリカも属国と思っていることが判明して、びっくりしました(笑)
さて、ぼーが帰国するもう一つの事情は病院のこと。
12日の時点で院内の医師に感染が判明した後、怒涛のように次々にいろいろな方針が発表されてきました。
13日朝のMDTは、ほんとにやるの?って感じでしたが、緊急症例を当てられてしまっていたので仕方なく行きました。しかし集まったメンバーはまだ冗談半分な感じで、「ひとりずつ間空けて座らないと!」とかちょっとふざけながら言っているくらいで、全然危機感がなく。。。ちょっとオイ!って感じでした。ただ何人かの先生が、「いやいや冗談じゃなく、来週はほんとにどうするの?この会開くなんて正気?」みたいなことを発言して、ただ主任教授が不在だったので結局その場ではどうするか結論出ず。。。うーん。。。
イタリア人のジェシカが一番ピリピリしていて、12日から外科用マスクを一人装着し続けていて異様な雰囲気を醸しているのですが、MDT開催についてもめっちゃ怒っていました。12日の時点で彼女の上司であるコースタス先生に直談判し、来週から出勤しない旨を承諾してもらったと言っていました。ただイタリアには帰れないし、とにかく家にこもるわ!と。
その他のfellowはわりとまだのんびりしていて、外来行く?どうする?とか言っているくらいの状況で、それに対してもジェシカは怒っていました(笑)まあ、怒ってもしょうがないんだけど、気持ちはわからんでもない。
で、13日午後になって矢継ぎ早に院内メールが届き、正面玄関以外の出入り口をすべて封鎖、スタッフも職員証を見せて許可を得ないと院内に入れない、すべての研究は延期、事務方も基本すべて自宅からリモートワーク、患者さん面会禁止、外来縮小、予定手術は延期。。。などなどの方針が打ち出され、そうなると研究しかしていないぼーたちは何もやることがないため、ここにいても仕方がない。。。という感じになったわけです。
どうしてもこちらにいると、BBCニュースなどを見ていてもすべてが理解できるわけではないですし、情報の取捨選択が難しい。情報弱者になってしまうのが怖いのです。それにもし感染して状態が悪くなったとして、まともに対応してもらえるのか(特に英語が自由に操れないと)がかなーり疑問なのです。
しかも昨日スーパーに行ったところ、ペーパー類や保存の効くパスタ類、チップス等はすべて売り切れになっており、大変な混雑でした。みんな自宅にこもることを考えているのでしょうね。ちなみに、お米コーナーは全然でした。みんなどうやって食べていいかわからないのでしょう(笑)
イギリスの保健省の人が、我が国はイタリアの4週間遅れの状態にあるとか発言しちゃってましたし、ジョンソン首相はまだ13日の時点で「500人以上の集会禁止」とか言っていますし。。。500人!?5人じゃなくて!?と、ツッコミどころ満載です。
というわけで、なんだか中国の爆心地のようになりつつあるヨーロッパから早々に退避することを決めたのでした。
仲良しの日本人のお友だちを残して自分だけ逃げるみたいで心苦しいのですが。。。
日本に帰国後は母の車で成田から帰り、前橋の実家にこもります。日々群馬の田舎で診療している父ともなるべく接さないように気を付けます。
イギリスの感染はこれからなのか。。。
だいぶ日が伸びてきて、18時頃まで明るさが続くようになってきました。長いロンドンの冬にも、ようやく春の兆しが!
さて、週末はいい感じに気分転換できましたが、ここへきてまた緊迫感が高まっております。。。
今日午後に院内の一斉メールで、院内の医師にコロナウイルス陽性が出てしまったとの内容が回覧されました。外来のみに出ている小児科の先生らしいので、幸い入院患者さんには接していません、とのことですが、fellow部屋では大騒ぎになりました(主にイタリア人たち)。。。Royal Bromptonは外来棟と入院棟が別になっていて、普段は移動するのが非常に不便なのですが、こういうときは良かったと言わざるを得ませんね。
現在イタリアに帰っている2人目のジュリアはパルマ出身なので、しばらくこちらには戻ってこられないことになりました。fellow部屋も何となく人が減っている感じがします。
今朝、もとからいる初代(笑)ジュリアとお互いの家族の状況について話し合いました。ジュリアも北イタリア出身ですが、両親はやっぱり自宅で待機中。出掛けるときには単独でないといけないそうで、お父さんとお母さんが一緒にお出掛けできないそうな。食べ物は手に入るけど、病院にも行けないし、不安。。。と言っていました。
イタリアでは医者不足ひどいって聞いたけど本当?と訊いたら、それは本当だそうです。呼吸器とかECMOも数がかなり少ないみたいで(なんとRoyal Bromptonには18台もECMOあるんだそうな!それも驚いた!)、県に1台か2台しかない所とかもあるそうです。
あとイタリア人は当初すごい気楽に考えていたから、誰もマスクしないしハグしまくるし人の移動も激しいし。。。ってあたりが、悪かったんだと思うと言っていました。日本はどのくらいの数の患者さんがいるの?と訊かれて、クルーズ船入れなければ1000人くらい、死者は20人くらいって言ったら、日本すごい!感染対策、成功しているよそれは!と言われました。ま、結果論ではありますけれど、欧州諸国に比べると単一民族が大多数なので一致団結はしやすいのかも。。。(;^_^A
しかし不幸中の幸いなのは、感染がこれだけ欧州にも広がったせいで、アジア人差別的なことが薄らいでいることです。アジアの病気じゃないってことに、ようやく愚かな人たちも気付いたようですネ(# ゚Д゚)
今週末に日本人のお友達とサンセバスチャンに行く予定でしたが、病院スタッフは外出自粛のお達しが出ているので、泣く泣く断念です。。。習い事もすべてお休みすることになり、ひたすら病院と自宅の行き来になってしまいそうです。せっかくIELTS終わったのに( ;∀;)
ちなみに、GMCはまだ登録できません!!
もーほんとになんでこんなに時間かかるのかわからないんですが、書類をそろえるのにとんでもない時間を要しており、半分あきらめムードです(;'∀')
ようやく先週金曜になって教授が本気出してくれた感があるので、来週月曜には書類がそろうはずなのですが。。。人事課からの書類がまだ来ないので何とも言えません。まあ、今急に外来に出ることになっても、外来自体を縮小する話が出ているようなので、意味ないですが。
ああ、本当に早く収束してほしいものです!!
全然自粛ムードナシのロンドン(笑)
先週はコロナウイルス関連のニュースばかりで暗い気持ちになっていましたが、週末にいつもの日本人交流会と、今月帰国してしまうお友達のさらさんとギリシャ料理を食べに行ってきました。
日本では自粛ムードで卒業式や歓送迎会すらできない。。。というような、ニュースばかり見ていたので、正直交流会とかできるの???と不安に思っていたのですが、まったくノープロブレムでした(笑)
一次会のパブも、二次会のイタリアンレストランもほぼ満席で、ロンドナーはだーれも外出自粛なんかしていない感じ(;^_^A
お店の人がサービスでレモンチェッロを出してくださったり、ワインを思いっきりたくさん飲んで、久しぶりにめちゃくちゃ酔っぱらいました~( ´艸`)
日本人のお友達からは、差別的な発言をされたというような話も出てはいましたが、これだけ人数いれば怖くないし!!\(^o^)/久しぶりに楽しい夜でした!
そして、今日は午前中天気が良かったので、ギリシャ料理店まで1時間弱お散歩しながら行きました。
ケンジントン公園を抜けて行ったのですが、中国人の団体客がいないだけで、現地民がたくさん池のまわりで鳥に餌をやったり、ランニングしたり、子どもを遊ばせたりしていました。
1万歩を歩いてギリシャ料理店に行き、良い運動になりました!
レストランも最初はお客さんがまばらでしたが、2時近くになってからは満席に近い盛況でした。周辺には中華料理店も多いのですが、どこも満席!あんまり皆、深く考えていないのかな~
スブラキは昔々にアメリカで食べたことがあったのですが、憶えている料理と全然違った。。。(;^_^A 美味しかったですけど!
先に帰国されるさらさんと女子トークを楽しみ、有意義な休日でした(*´ω`*)
コロナウイルス騒動、早く治まってほしい。。。
1月頃から始まったコロナウイルスの騒ぎ、日本は大変な状況になっていますね。ネットニュースでしかわかりませんが、マスクや除菌グッズが病院でも足りなくなったり買い占めが起きていたりと、とんでもないことになっているのを感じます。
イギリスでも感染者が徐々に増えており、昨日初の国内感染者の死者が出たということで、ここへ来てようやく緊迫感が増しているようです。
正直なところ、若年者が重症化することは稀なようなので自分の感染はさほど怖くはないのですが、それよりもアジア人への差別行為が怖いです。当初からフランスやドイツなどで派手な差別行為があったという報道は見ていましたが、2月中は比較的ロンドナーは落ち着いた様子で、特に気にせずに生活できていました。しかし2月末頃から、現地の駐在員さんなどお友達から、電車やバスの中で差別的な発言をされたりしたという話がちらほら聞こえ始め、数日前にはシンガポール人の留学生がオックスフォードサーカスというロンドンのど真ん中(高級デパート街の交差点なので普段は別に危ない地域ではない)で数人のイギリス人と見られるグループに暴行を受けるという事件が発生してしまいました。
ぼーの住んでいるChelseaは治安が良い高級住宅街なので、道を歩いていてもそんなに怖い感じはしないのですが、地下鉄などに乗ると、やはりピリピリしたムードを何となく感じます。駐在員さんのお友達は、会社への行き来以外の外出は控えているという方もいるようです。ぼーも、暗くなってからと酔っぱらいの多い週末の夜はなるべく出歩かないようにしています。
それにしても、自分の見た目だけで攻撃されるかもしれないという経験は今までにしたことが無かったので、何とも不気味な恐怖感があります。。。どんなに混乱に陥っていても日本に帰りたい😢アウェイ感が今まで以上にハンパないです。なるべく黒髪を隠すように、まとめ髪の上に毛糸の帽子をがっつり被って歩いています。あとすれ違いざまに何か言われないように、これ見よがしにイヤホンで音楽を聴いています。。。こんなふうにイヤホンで武装するなんて考えもしなかった(;^_^A
近所のスーパーはまだそんなに買い占めなどの状態はないようですが、ドラッグストアからは除菌グッズなどは消えてしまいました。ぼーは雑貨屋さんみたいなところで偶然置いてあるアルコール消毒剤を見つけていたので、いくつか買っておきましたので大丈夫ですが。とりあえず日本から両親が持ってきてくれていた食糧はたんまり自宅にありますし、最悪こもることになってもすべて揃っているので、そんなに心配ではないですが。。。ダイエット敢行中だし(笑)
Royal Bromptonにはコロナウイルス関連の患者さんは恐らく来ていないようで(呼吸器科もあるのですが、特に話を聞きません)、病院内は比較的落ち着いた雰囲気ですが、スタッフ向けの院内マニュアルが刻々と変化するため、頻繁に送られてきます。2月19日以降に日本含む感染地域から来たスタッフは、全員自分の部署の感染マネージャーに申し出るように、というようなお知らせも来たりしていました。(ぼーは2月8日に戻ってきたので大丈夫ですが、一応教授にはお知らせしたところ「No worry」と言われました。)同じ部屋に中国人の男子も一人いるので、周囲のFellowたちも最初は私とその子の家族のことをとっても心配してくれていました。が、今ではイタリアが大変なことになっているので、このタイミングで北イタリアに帰っていった2人の同僚が心配です。。。イラリアとエレーナ、大丈夫かなあ。。。
普段からこちらの人は医師含め誰もマスクをしていないのですが、院内でマスクの盗難があったようで、大変遺憾。。。というようなメールも回ってきていました。持ち運びできるポンプの消毒剤も外来から姿を消し、壁に備え付けのアルコールホルダーからのみ供給されるようになっています。
今日の外来はもっとDNA(did not attend)の人が増えるかと教授は予想していたようですが、2人のみで割と皆ちゃんと外来には来ているようでした。
ちなみに今日の外来ではクウェート人の見学のお兄さん二人と一緒でしたが、クウェートでもイランからの持ち込みで感染者が増えてきていてパニックだよ~と言っていました。暑い地域でも流行してしまうのだから、季節性は期待できないのかしら???
最近、イギリス史の本で勉強したのですが、クウェートやバーレーンも第二次世界大戦後にイギリスから独立した植民地なのですね。なので、クウェートでは5年のGeneralな内科トレーニングの後、循環器科などの専門を決めてから、イギリスやカナダで1年ほどの海外研修を積むのが一つのパターンなんだそうです。全員じゃないけど、海外研修をしているとNational doctorというような国家医師?みたいな資格をもらえるので、就職に有利なんだみたいなことを言っていました、たぶん。
教授からも、日本の状況についていろいろ聞かれました。学校は閉鎖されたの?とか、Kanaの病院は患者対応しているの?とか。。。わかる範囲で答えましたが、こんなときに日本で皆と一緒に戦えず、医師免許もまだもらえないので研究しかできることがない。。。というのはかなり無力感があります。ほんっと帰りたいわ~!
月末に新しいビザをactivateするためにベルギーに一旦出国する予定を立てていたのですが、果たして行けるのかしら。。。
とにかく、とにかく早くこの騒動が落ち着いてくれるのを願うばかりです。
皆さんも大変な混乱の中かと思いますが、くれぐれも落ち着いて行動してくださいね。