ぼーちゃんの英国医学留学な日々

2019年4月~Royal Brompton Hospitalに臨床留学中の循環器内科医のブログです

イギリスの感染はこれからなのか。。。

だいぶ日が伸びてきて、18時頃まで明るさが続くようになってきました。長いロンドンの冬にも、ようやく春の兆しが!

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ソメイヨシノとは違う種類ですが、病院のまわりに桜が咲き始めました☆

さて、週末はいい感じに気分転換できましたが、ここへきてまた緊迫感が高まっております。。。

今日午後に院内の一斉メールで、院内の医師にコロナウイルス陽性が出てしまったとの内容が回覧されました。外来のみに出ている小児科の先生らしいので、幸い入院患者さんには接していません、とのことですが、fellow部屋では大騒ぎになりました(主にイタリア人たち)。。。Royal Bromptonは外来棟と入院棟が別になっていて、普段は移動するのが非常に不便なのですが、こういうときは良かったと言わざるを得ませんね。

現在イタリアに帰っている2人目のジュリアはパルマ出身なので、しばらくこちらには戻ってこられないことになりました。fellow部屋も何となく人が減っている感じがします。

今朝、もとからいる初代(笑)ジュリアとお互いの家族の状況について話し合いました。ジュリアも北イタリア出身ですが、両親はやっぱり自宅で待機中。出掛けるときには単独でないといけないそうで、お父さんとお母さんが一緒にお出掛けできないそうな。食べ物は手に入るけど、病院にも行けないし、不安。。。と言っていました。

イタリアでは医者不足ひどいって聞いたけど本当?と訊いたら、それは本当だそうです。呼吸器とかECMOも数がかなり少ないみたいで(なんとRoyal Bromptonには18台もECMOあるんだそうな!それも驚いた!)、県に1台か2台しかない所とかもあるそうです。

あとイタリア人は当初すごい気楽に考えていたから、誰もマスクしないしハグしまくるし人の移動も激しいし。。。ってあたりが、悪かったんだと思うと言っていました。日本はどのくらいの数の患者さんがいるの?と訊かれて、クルーズ船入れなければ1000人くらい、死者は20人くらいって言ったら、日本すごい!感染対策、成功しているよそれは!と言われました。ま、結果論ではありますけれど、欧州諸国に比べると単一民族が大多数なので一致団結はしやすいのかも。。。(;^_^A

 

しかし不幸中の幸いなのは、感染がこれだけ欧州にも広がったせいで、アジア人差別的なことが薄らいでいることです。アジアの病気じゃないってことに、ようやく愚かな人たちも気付いたようですネ(# ゚Д゚)

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夕方なので暗いですが、モクレンもきれいです!

今週末に日本人のお友達とサンセバスチャンに行く予定でしたが、病院スタッフは外出自粛のお達しが出ているので、泣く泣く断念です。。。習い事もすべてお休みすることになり、ひたすら病院と自宅の行き来になってしまいそうです。せっかくIELTS終わったのに( ;∀;)

ちなみに、GMCはまだ登録できません!!

もーほんとになんでこんなに時間かかるのかわからないんですが、書類をそろえるのにとんでもない時間を要しており、半分あきらめムードです(;'∀')

ようやく先週金曜になって教授が本気出してくれた感があるので、来週月曜には書類がそろうはずなのですが。。。人事課からの書類がまだ来ないので何とも言えません。まあ、今急に外来に出ることになっても、外来自体を縮小する話が出ているようなので、意味ないですが。

ああ、本当に早く収束してほしいものです!!