ぼーちゃんの英国医学留学な日々

2019年4月~Royal Brompton Hospitalに臨床留学中の循環器内科医のブログです

短期渡英を決めるまでの一部始終

お久しぶりです、ぼーです。

自宅を引き揚げるため、さきほどロンドンに到着いたしました。

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サマータイム中なので、夜8時にも関わらずこの明るさです

さて、まずは今回の渡英に至るまでの経過をば。

 

もともとぼーのFlatは、大家さんの意向で半年分先払いで契約していたため、10月半ばまでの家賃をすでに支払ってありました。なので、そこまではもちろん家を維持できるわけなのですが。

7月10日から、イングランド入国後、日本など大部分の国から来た人は14日間の自己隔離を免除することになったと大使館からお知らせがありました。これが免除にならないと、ロンドンで14日間動けず、日本に帰って14日間動けず。。。で、まるまる1か月を自粛で潰さなければならないという状況だったため、6月頃からイギリスの方が先に免除されそうという情報をつかんでいたので、虎視眈々と渡英機会を狙っていました。

とはいえ、7月にはいろいろと母親や祖母の病院受診やら検査やら、自分のバイトやらを入れてしまっていたため、8月上旬くらいかな~と先週までは漠然と考えていました。しかし、ここ1週間ほどで東京の感染者数が過去最高を更新し、Go to なんちゃらキャンペーンのせいで日本は大混乱。第二波がすでに始まっているのでは?という様相になって来たのに加え、スペイン北部やオーストラリアのメルボルンでは第二波のために二回目のロックダウンに入った、というニュースを見まして、これはうかうかしているとまた渡英できなくなる!と思ったわけです。

 

急に思い立ったので、立ち退きの手配が本当に大変でした!

まず急な話なので、もともと退去する頃になったら徐々にサイトで譲ったり売ったりしようと思っていた布団や小さな家電製品たち(ドライヤー、湯沸かしポット、炊飯器などなど。。。)を、売りに出す時間がない!手元にないから写真も撮れないし!特に布団とかもうどうしていいかわからなかったので、大家さんに置いて行っていいかどうかを聞いてみました。その返事がなかなか来なかったためヤキモキしていたのですが、10日金曜日になって急に「いいよ!」と返事が来たため、あわてて飛行機やら羽田の前泊ホテルやらを手配始めたのですが。

まず飛行機が全然飛んでない!当たり前ですが、JALだと今は直行便は水曜、金曜、土日くらいしか飛んでいなく、しかもなぜか16日までは一人23万円くらいするのに、17日から6万円くらいになっている。。。何ゆえ?この飛行機の値段設定は本当によくわかりません!荷物引き揚げの手伝いのため(スーツケースを増やすため)母も同伴だったため、それなら17日に渡英するしかないか。。。と。しかも午後到着便なので、金曜夕方に着いてもその日は何もできない。

続いて、日本に帰国後に14日間自主隔離が必要なため、何としても羽田まで自家用車で行きたい。このウイルス騒ぎとは関係なく、成田便が4月から無くなってしまったため、便利に成田空港を自家用車利用よくしていたうちとしては、とっても不便です。羽田は一回車で行ったことがあったのですが、やっぱり首都高怖くていやだな~というのもあります。しかし今回は背に腹は代えられん、羽田の駐車場を取るぞ!と意気込んでいったところ。。。23~26日の連休、マジでうざい!17日本日時点でGo to なんちゃらは激しくつまずき、東京発着旅行だけ除外とかいうわけのわからない状況になったため、おそらく多くの人がキャンセルするんでしょうが、連休のせいで羽田空港の駐車場が満車で23日までしか予約できない!しかも前に利用したことのある民間駐車場は、ウイルス対策のため国際線の対応はやめているという。。。

これはもう、23日に帰るしかありません。ということはロンドンは22日に出発するしかない。。。なんとか飛行機は取れたけれど、実質18日土曜、19日日曜、20日月曜、21日火曜の4日間、平日2日間しか動ける日が無いって。。。

 

しかし、この機会を逃せばさらに半年たっかい家賃を、住んでもいないのに払わなければならない可能性が。。。

ということで、鬼のようにnegotiateしました(;^_^A 

 

まずは荷物の引っ越し。

家具家電はもともとFlatについていますから、主な荷物は洋服や教科書になります。

当初はクロネコヤマトがロンドンにあるという情報を聞いて、日本企業だし、ヤマトなら親切にしてくれるだろう~などと楽天的に考えていたのですが、意外とイギリス色に染まってしまっていたのか、いろいろと不親切で全然話が進まず、しかも事前に送られてくる段ボールをポーターさんに受け取ってもらうという交渉もうまくいかず(ポーターさんは勤務時間ならどうぞと引き受けてくれましたが、その勤務時間内に段ボールが配達されるかどうかが不明という。。。)、結果的にヤマトはやめました。その辺の話をしていたのが先週金曜日10日の夕方ギリギリの時間で、ああ~イギリスが土日に入ってしまう~となりながらも、ダメもとでロンドン・サカイのホームページを見つけ、メールをしてみました。そうしたらなんと!現地時間深夜の時間帯にも関わらず、社長さん自らがメールのお返事をくれ、段ボール事前受け取りが無理ならば、当日梱包も含めて20日午前でどうでしょう?とミラクル親切な提案をしてくださり、即決でサカイにお願いしました。

皆さん、やっぱり引っ越しはサカイですよ!国内の引っ越しも今まで何度もお世話になっておりましたが、まさかロンドンでもこんなに親切とは。もうサカイ以外には頼みません!(笑)

 

続いて、大家のスー(インド人、会ったことはない)にさらにメールし、立ち退きの立ち合い(inventoryといい、入居時もあります。なんかプロの立会人みたいな人が来ます)を21日にしてくれ~と懇願。あっさり、「いいよ!」と返事が来たので、やれやれ。。。とほっと一息ついていたところで、以前に不動産屋さんから送られていた立ち退きの手引きみたいなPDFを眺めていたら、「あれ、プロのお掃除ってinventoryより前に入れないといけないの!?」ということに気付き、再び慌てふためく。

いやいや、日程的に無理だし、スーに言えば大丈夫って言ってくれるに違いない。半分泣きつきメールをスーに送ってみたが、これに関しては「部屋はinventoryの前に必ずプロのお掃除屋さんに掃除してもらってあるべき」と。なんと。。。

日本の感覚だと、退去の立ち退きがあってからプロのお掃除屋さんが入るから、引っ越しのときって簡単に掃除しておけばいいみたいな感じだと思うんですが、そこがイギリスは逆だった。。。orz

不動産屋さんの手引きにあったお掃除業者さんに慌てて連絡してみるものの、返事が来ず。。。しばらく待って返ってきた返事には「21日なら大丈夫」とのこと。でも21日はもう立ち合いの日。立ち合いを午後にしてもらえば間に合う???とスーにもう一度聞いてみるが、不動産屋さんに相談しろと。そこで不動産屋さんに相談してみたところ、とりあえず21日でお掃除屋さんは押さえて!と。

この辺を全部、メールと、ときどき送れなくなるメッセンジャーとかでやり取りしていたのですが、もーもどかしいのなんのって!ぼーのケータイ、まだVodafoneなんですが、海外同士の電話は普通にはかけられないのです!おまけに日本からもかけられないって、もうケータイの意味ないじゃん!!

お掃除屋さんは絶対不動産屋さんが知っている業者さんのはずなのに、なぜかすべてぼーを介して連絡を取られ、こっちは診療所勤務もあるのに、そんな夜中までメール待ってられるかー!!みたいになって、「も、直接話し合ってもらえます?」と最後には力尽きました(;゚Д゚)

その時点でもう渡英2日前(笑)

でも何とかかんとか、inventoryはぼーが立ち会わなくてもいい?みたいなことが決まったんだか決まってないんだか、よくわかりませんが予定通りの日程で渡英して大丈夫そうな感じだったので、思い切ってやって参りました!

 

さて、お次は羽田の出国の様子と、ロンドンの入国の様子を。。。

と思いましたが、時差ボケで眠気がピーク!!なので、今日はもう寝ますーzzz