日本の家電が恋しい。。。
こんにちは！こちらはSummer bank holidayのため3連休です。この次3連休になるのは12月なんだそうで、日本的な感覚だとなんと祝日の少ないことよ。。。と思いますが、イギリス人は普段からあまり働いてないのでたぶん何とも思わないのでしょう(←しょっぱなからヤサグレ気味です/笑)
いまちょうど一番キツい家事である掃除が終わったところでして、最近お気に入りのベリーソーダ(もちろんアルコール入り)を昼間っから飲みつつ、我が家の家電のことについて言及したいと思います！
まあなんとも、とにかくイギリスの家電は使いにくい！使い勝手悪すぎ！だと思います。ネットで見る限り、かなり苦労されている方が多いようなので、たぶんこう思っているのはぼーだけではないと思われます。
まず一番は、掃除機！
総重量10kgはあると思います(;^_^A
とにかくデカい！重い！吸引力が強すぎて押し引きできない！！(引く動作はできるのですが、押せません)
部屋の掃除をするのに、毎回全身筋肉痛です(-_-;)
どうやらドイツ製ということが判明しているのですが、もはや何かのトレーニング器具のようです。ペット禁のフラットなのに、なぜかペット仕様なのも謎を呼びます。最初の頃は家の半分を土曜日に、もう半分を日曜日に、と二日に分けないと、とてもじゃないけど体力が持ちませんでした(;^ω^) 最近は、吸引力を半分くらいに調節する技を覚えたので、何とか一日でこなせるようになってきました。
そして皆さん、どこに電源スイッチがあるかわかります？？？(笑)
日本の掃除機だと、長い持ち手の部分にだいたいスイッチがあって、入れたり切ったり簡単にできると思うのですが。
この掃除器のスイッチは、本体の上にある銀色の部分です。左側がスイッチ、右側がコードをくるくる吸い込むスイッチになっています。このスイッチがまた。。。手で押すくらいではびくともせず、思いっきりかかとで踏んづけるしかありません(笑) 本当にそれ用に作られているのかは謎ですが毎回、力(怒り)を込めて踏みつけています！
というか、なぜダイソンの国なのにダイソン置いてくれないの！？(そういえば、ダイソンの扇風機も一回も見たことないな。。。)
続いて、洗濯機です。
洗濯機も、かなり苦労されている駐在の方が多いようで、当初はネットで使い方を詳しく教えてくれている方に感謝感謝でした(笑)
イギリスでは洗濯機は必ず台所に置かれています。これもめっちゃ謎です。水回り関係をひとつにまとめたいから～的なことを書いてあるサイトを見ましたが、いやいや別にバスルームでいいじゃん！と思います(-_-;)
そしてなんといっても、信じられないくらい時間がかかります！！
やたらめったらコースがいっぱい備わっているんですが、一番短いコットンコース、0℃でも1時間30分くらいかかります(笑) ぼーはほぼこれしか使いません。
他のコースですと、だいたい3時間半からひどいと4時間以上かかるコースまであります。いったいそんな長時間、何をしてくれているのかわかりません！
というのも、こちらの選択は基本お湯でするらしく、基本設定は40～60℃とかです。ただお湯で洗うと色落ちがひどい、服が傷む、といろいろな人がネット上でコメントしていたので、ぼーはいつも「Echo」と書いてあるボタンを押して0℃に直しています(油断するとデフォルトで60℃になります、危険！)。
写真左上のポケットみたいなところを引き出し、洗剤と柔軟剤を入れてスタートするのですが、これもなぜか必ず3つポケットがあるようです。もう1つは「使わない」と説明書に書いてあります。使わんなら付けるな！！！と全力でツッコミたいです(◎_◎;)
0℃でも充分、汚れは落ちます。ただ表示される時間はほぼウソです。。。
ぼーの使うコースだと「1時間22分」と自信たっぷりに表示されますが、正直毎回かかる時間が変わります(;^ω^) 今までのところ、だいたい1時間30～40分くらいが平均的なところです。じーっと見ていてみると、残り3分くらいになってから15分以上やってます。もう表示するのやめればいいのに。。。
ちなみにこちらの洗濯機が基本ドラム式なのは、日本と違って高い山が無く、昔から水が貴重だったため、水を貯めて叩き洗いをする文化だったから～とまことしやかな説をどこかで読みました。日本は川がたくさんあるから、流水で洗うのが基本だったため、こすり洗いするのが普通だったんだそうな。確かに高温で洗うのも、少ない水量で汚れを落とすためなんでしょうね。知らんけど！
と、ここまでディスりまくってきましたが、我が家の家電の中で唯一ぼーがお気に入りなのは食洗器です！！
これまで食洗器がある生活をしたことが無かったんですが、食洗器を持っているお友達のおうちに遊びに行ったときに「羨ましい！」と思っていたので、これは大満足でした。イギリスのおうちにはけっこう標準装備なんだそうです。
というか、イギリスのシンクがマジであり得ないほど小さいんです！
も、この右側の空間なにっ！？ってくらい、どこもシンクが小さいのです。
これもやはり水が貴重だった名残りなんだそうで、このシンク一杯に水を貯め、その中でお皿を洗うのが普通なんだそうです。
となると、え、洗剤は落ちるのそれで？と思いますよね！
実は、ぼーは見たことありませんが、典型的なイギリス人は洗剤を洗い流さず、そのままフキンで拭き取るだけなんだそうです！！信じられなーい！！そのため洗剤には口に入れても大丈夫な成分しか入っていないんだそうですが。。。いやいや、無いでしょ！！Σ(￣□￣|||)
ま、しかしそのおかげで、食洗器の普及率は日本より格段に高いようです。かく言うぼーも、大家さんがフラットにお皿をたくさん常備してくれていたので、使った食器はどんどん食洗器に入れていき、土日にまとめて洗っています。このほうが水道代が節約できるはず！。。。とは言え、まだ水道費の請求が一回も来ないので、どうなっているのかわかりませんが(;'∀')
ちなみに今日はシンクの右にフライパンなど干していますが、この後しっかり銀色の台の部分を拭かなければいけません。なぜなら、水が乾いた後にはライムスケールという白い石灰の跡がくっきりついてしまうからなんです！このライムスケールとの戦いもかなり熾烈なものとなっておりまして、こちらのスーパーにはライムスケール対策の洗剤とか掃除用具とかいろいろグッズが取り揃えられています。正直、お水はまずいし、めんどう。。。(-_-;)
そしてこちらに来て初めて、こんなものに悩まされるとは！と意外だったのは、三角コーナーが無いこと。。。
全然知りませんでした！(;^ω^)
というか、そんな洗い物の仕方をしているイギリス人はどうやって食べ物のカスを流さないようにしているのさ！？と思うのですが、それについてはぜーんぜん考えていない、というのが答えのようです。そのためよく水道管が詰まり、配管工が忙しい国なんだとか。(確かに英単語帳のかなり早い段階でplumber(配管工)という単語が出てくる。。。)
しかし見知らぬ異国で水道管が詰まるとか絶対嫌なので、ぼーは母に写真のようなシールで付けるタイプの穴あきビニールを大量に送ってもらいました。シャワーの排水溝にも、たぶん別用途のために売っていたゴム製のネットを置いています。これらの尽力のお陰で、今のところ水道管は快調に流れてくれ、Plumberのお世話にはならずに済んでいます(笑)
さて、さんざんイギリスの家庭生活についてディスってきましたが(笑)それにしても、なんでこんなに不便なものをずーっと使っていられるの？工夫しようとかいう気はないの？と、日本人ならだいたい思ってしまうところです。というか、ぼーもめっちゃ思います(笑)
あまりにも腑に落ちないので、いろいろとネットで調べてみました。ほんとかどうかわかりませんが、どうやらイギリス人は昔から「清教徒(ピューリタン)」が多く、ピューリタンの思想では「楽をする」という思想自体が「悪」なんだそうです。そのため、「不便なものを苦労して使う」＝「修行？」みたいな感覚があり、「こんな不便に耐えているおれたちってなんて敬虔！」みたいなことなんじゃないかと、考察している人がいました(笑)
真偽はさておきこれを読んでからは、街なかで「明らかにこうやって並んだほうがみんな快適に待てるのにな～」と意味わからん並び方をしている行列について思ったりしても、「いやいや、こいつらピューリタンだから仕方ない」と寛大に思えるようになりました(笑)
日立とか、イギリスに新幹線なんか納入してないで、家電にもっと力入れれば売れるんじゃないかなあ～とか素人的には考えますが、ピューリタンには意外と売れないのかもしれませんね！
以上、今日は暑すぎてやさぐれ中のぼーでした！
